道路整備(交付金)工事(黎明トンネル)
黎明トンネルは、東シナ海に沿って通っているいちき串木野市荒川の県道・川内串木野線に平行する形で、鹿児島県が整備しているトンネルです。川内原発で重大な事故が起きた際、住民らの避難経路になります。しかし、道幅が狭い上、海側では、大潮の時に波が道路にかかることもあるなど避難経路として不安視する声が出ていたため、黎明トンネルが整備されることになりました。 工事は、道路整備(交付金)工事(黎明トンネル)として、南生・新留・五月特定建設工事共同企業体で2017年7月に着工し、2018年7月に無事貫通。同年7月18日に現地にて行われた貫通式には、関係者約160名が参加し、貫通除幕、貫通点清めの儀や通り初めの儀、鏡開きなどが行われ、貫通を盛大に祝いました。
トンネル全長は724m。本工事は2018年10月に完成しました。
その後トンネル内の排水工や舗装、照明等が進められ、2020年(令和2年)5月30日に開通式典が行われ、主要地方道 川内串木野線(荒川工区)いちき串木野市白浜~荒川1,000m(うち黎明トンネルの区間は724m)が開通しました。
2020.6月撮影(荒川側より) |
2020.6月撮影(白浜側より) |
工事名
道路整備(交付金)工事(黎明トンネル)
工事場所
鹿児島県いちき串木野市荒川地内
発注者
鹿児島県 鹿児島地域振興局
工事概要
トンネル延長742m
竣工
平成30年10月
責任者
味園 英明
監理技術者
岩永 武士
スタッフ
二石 充