都城志布志道路「道路改築工事」
2019年10月16日。今回訪れた現場は曽於市を走る県道109号線と県道71号線が交差する場所(末吉IC)だ。
県道109号線は都城志布志道路とも呼ばれ、都城市と志布志市を結ぶ高速道路として現在工事が進められている。
都城志布志道路について詳しいことは↓こちらをご覧ください。
http://www.city.shibushi.lg.jp/docs/2013091900348/
そして南生建設は、都城志布志道路が県道71号をくぐるためのボックスカルバート(コンクリートのトンネル)を作っている。
写真中央付近のブルーシートが貼られている場所が今回の現場だ。
真上から見ると元々あった県道71号線が、現場を避けるように付け替えられているのがよくわかる。
ブルーシートの貼られた位置にトンネル(ボックスカルバート)が設置されると土で埋められ、その上を県道71号線が通るように整備される。
ボックスカルバートは枠にコンクリートを流し込み、固めることで作られる。
小規模な現場ならばあらかじめ工場で作ったボックスカルバートを持ってくることもあるが、これだけ大きな現場になると現場で作るしかない。
同時に2台のミキサー車からコンクリートを流し込み、10分程度で次のミキサー車に交代。
この日だけで何台のミキサー車が出入りしたのだろう?
以前「宇都トンネル」の際にも書いたが、コンクリートはナマモノである。セメント工場から出荷されたら、なるべく状態のいいうちに施工しなければならない。そのためこの日は夕方までひっきりなしにミキサー車が訪れ、一気にコンクリートを流し込んでいた。
こちらは南生建設のみなさま。
現場をチェックしつつ、コンクリートの品質を確かめたり、打たれたコンクリートを計測したりしていた。
工期は来年5月下旬。それまで枠を作ってはコンクリートを流し込む作業が続くそうだ。
事故無く工事を進めて欲しい。
今回の現場で興味深かったのが現場の看板がARに対応していたこと。
この標識の中央右にあるQRコードを読み込むとCOCOAR2というアプリのダウンロード画面に飛ぶ。
そのアプリで標識を写すと…
このように標識の上に説明の動画が表示される。
1枚の標識では伝えきれない情報を動画で見せるのは新しい!
今後、ARの使い方として、現場に向けてスマートフォンを向けると竣工予定図が重なり、完成イメージがつかめるようになるかもしれない。そういう未来を感じさせる取り組みだと感じた。
現場位置