黎明トンネル(いちき串木野)

 

この現場は⿅児島県いちき串⽊野市にある。

「黎明の地」⽻島にあることから「黎明トンネル」と名付けられた。NATM⼯法(切り崩した壁

⾯にコンクリートを吹き付け、ロックボルトを打ち込み地盤を安定させる)の⻑さ700m程度の

トンネルで、2017年夏に⼯事が開始された。完成予定は2018年10⽉。

私が訪れたのは2018年4⽉現在3回。トンネル貫通前と、貫通時だ。

 


 

トンネル貫通前は、写真の重機(ドリルジャンボ)を使い壁に無数の孔をあけ、ダイナマイトを使い発破することで壁を切り崩しトンネルを伸ばしていた。

 


 

ホイールローダーと、岩を砕くブレーカーを付けたユンボ

 


 

これはホイールローダー。トンネル貫通まではズリ(掘削した⼟や⽯)出しのために多くの重機

がトンネル内に待機していた。

 


 

こちらは掘り終えた場所に施されている「防⽔シート」が付いている⼯区。まず⽳を掘り、モル

タルとアンカーでトンネルを安定させ、防⽔シートを埋め込むことでトンネル内へ地下⽔が染み

出して来ることを防いでいるのだ。このシートの上にさらにコンクリートを施⼯することでトン

ネルは完成する。

 

 

 


 

 

トンネル貫通暗いトンネル内に光が差し込み、それはまさに「黎明」の瞬間だった。

 


 

⼯事に携わった⼈たちみんなでバンザイ

 


 

こちらは貫通したトンネルの反対側。うっすらトンネルの形と、貫通した部分の⽳が⾒える。

トンネルの完成は今年10⽉。貫通が終わっても⾏程としてはまだ半分終わったくらいだ。

貫通から開通まで、今後もこのトンネルの動向を⾒守りたい。

写真・文責:小島健一

現場管理:南生建設

 

現場位置

PHOTO LIBRARY現場レポート by小島健一
見学家小島健一が訪れた、鹿児島県の建設会社「南生建設」の手掛ける現場のレポートです。月に1度くらいの頻度で更新予定。