魅力ある仕事にできるかどうかは、自分次第です。
一念発起し、働きながら大学で土木建築を学び、異業種から建設業界へ飛び込んだ加藤勇一さんは、努力と能力を認められ、入社してすぐ現場監督を任されるようになった実力派。この仕事に人生をかけた理由と仕事の醍醐味をうががいました。
タイムスケジュール
7:30 | 現場事務所に出社 |
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8:00 | 朝礼、職人さんへの新規教育、巡回、施工指示 |
9:00 | 図面チェック、打合せ、工程・進行管理 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 翌日の作業の打合せ、作業やスケジュールの調整 |
13:30 | 安全管理、工程管理、進行管理、写真管理 |
16:00 | 事務所に戻り、書類の整理、作成 |
17:30 | 退社 |
建設業を選ばれた理由は何ですか?
加藤 以前は、自衛隊で仮設の橋などを造っていました。次第に、形が残る建築の仕事をしたいという思いが強くなり、自衛隊の仕事をしながら大学へ通い、土木建築を学びました。結果的に、ケガをして自衛隊を辞めることになり、建設業界に飛び込み、現在にいたっています。自衛隊では、人々が安心で安全な暮らしができるようにと思って日々訓練をしていましたが、今は安心安全な建物を造って人々の暮らしを守りたいという気持ちで仕事をしています。
南生建設へ入社したきっかけは?
加藤 結婚を機に熊本から鹿児島に移り、最初は建設コンサルタントの会社に勤めました。そこでは土木のコンサルタント業務が主流でしたが、一級建築施工管理技士の資格を持っていたことから、弊社が手がける新築マンションの現場に出向したことが入社のきっかけです。建物が出来上がる過程を見て、物づくりが好きであることを再認識し、南生建設から声をかけてもらったことをきっかけに、現場監督の仕事にチャレンジしようと決めました。民間と公共の建築を幅広く請け負う会社であることも魅力でした。
現在の業務、仕事で心がけていることを教えてください。
加藤 これまで現場監督としてマンションや病院、保育園などの建築物を手がけてきました。図面通りに建物ができているか、工程通りに作業が行われているかといった施工管理が主な仕事です。現場の予算管理、注文書類や工事工程表などの作成、施主様や業者さんとの打ち合わせのほか、職人さんたちへ指示を出し、仕事をしやすい環境をつくることも大切な役目です。裏方仕事ですが、どこまで現場を予測して段取れるかで工事の進行状況は大きく変わります。「段取り八分、仕事二分」。このことを常に心がけています。
どんなところに仕事の醍醐味を感じますか?
加藤 私自身は建物を建てる技術はありませんが、業者さんや業種の異なる職人さん一人ひとりの技術を集約し、現場監督としてみんなの力を合わせることでようやく建物は完成します。それには建物に携わる全員が、同じイメージを持ち、同じ方向に向かって取り組まなくては、うまく行きません。それぞれの経験、意見を取り入れながら、最もいい方法を探り出していき、その結果、イメージ通りの建物ができあがり、施主様に喜んでいただく。これこそが、この仕事の醍醐味で、他の仕事ではなかなか味わうことのできない経験だと思います。
入社を検討されているみなさんへメッセージをお願いします。
加藤 あきらめずに、建設業の道を選んでよかったと思います。他の人よりもスタートは遅かったですが、いろいろな経験が、仕事をするうえで、視点や発想の切り替えに役立っている気がします。これから建設業を目指す方に一言アドバイスするとしたら、「この仕事を魅力ある職業にするのは、あなた次第」であるということ。人生の目標を立て、自分が信じた道に向かって頑張ってください。
建築本部 建築部課長 加藤 勇一
2008年入社。熊本市出身。崇城大学工学部卒。
バイクが趣味で、愛車はBMW。長い休みが取れたら行き先を決めず、ツーリングに出かけるという。
一級建築施工管理技士、一級土木施工管理技士。